TRIUMPH Tiger Page

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Key of Top Box

 今回は黒虎2号の本体ではないが、オプションパーツのTopBox(通称トランク?)のトラブル。Top Boxをキャリアからはずすためのロックキーが空回りし、仕舞いにはキーシリンダーが抜けてしまうというトラブル。(2008.9)

ぽっかりと穴が開いてしまった 抜けたシリンダー



 早速、修理を試みることにした。

まずは、Box内のキーカバーを探す キーカバーは、持ち上げると簡単に
はずれるので、中に落ちているネジや
板金などを拾う
次に、裏のネジを2本はずし、
底の取っ手のカバーをはずす
出てきたフックの作業穴からキー固定ネジを
はずす
+ドライバーを穴の奥に差し込んで回す のぞき穴からキーの本体が外れる
左上が抜けたシリンダー、右の2個は、
のぞき穴から取り出したロックキー板と
取り付けネジ1本、下ははずしたキー本体
原因は、一目瞭然、ロックーキー板が
シリンダーから外れたこと。なくなったネジの
代替ネジを雑ネジ箱から探す。
格好悪いが何とか代替ネジが見つかった。
でも、元のネジはちょっと頼りない
組み付け時の注意、

1.キーシリンダーの細かい積層キーと
バネが5個ずつ、落ちやすいので要注意。
積層キーは順番を間違えると鍵が合わなく
なう。はずしてしまった場合は、鍵を挿して
回した時に平らになるか確認する。
積層キー周りはグリスアップ。

2.組立てたキーユニットをのぞき穴から挿入
して下からネジ止めをする際、ロックキー板が
キー溝穴と強く干渉しないように調整して組む。
摺動部はグリスアップ。
キー本体にシリンダーを差し込んでから
ロックキー板を2本のネジで固定する。

ネジの脱落再発防止のため、ネジの緩み
止めにボンドを流し込む。
キーユニットをのぞき穴から挿入して
元通りに組み上げる
これで、完璧!
修理完了

  結局作業はそう大変ではなかったが、欠落していたロックキー板をシリンダーに止めるネジが、普通のメートルネジではなく、
もくネジのようなタップタイトネジの類で代替ネジを探すのが大変であった。
結構力の掛かる所に頼りないネジ固定には、がっかりした。ネジの緩み止め用の「ネジロック」を持っていなかったので、ゴム系ボンドを流し込み緩み止めとした。






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